みんな、暑さでおかしくなっていたのです。しょうが屋のナナちゃんは突然、イヤミの例のポーズで『シェ〜!』と叫んだと思ったら、タライの前にひざまずいて、なにやら呪文のようなものを唱え始めました。するとタライの中の氷と水がカタカタと音を立てて波打ち出し、次の瞬間、噴水のように辺り一面に吹き上がったのでした。前から何か持ってそうだなぁとは思っていましたがこんな事も出来るなんてビックリでした。
おかげ様で、少しだけ涼しくなったのでした。
吹き上がる3分前の様子。
ワタル先輩はあまりキレイそうじゃない指でつまんだ、得体の知れない実を食べろ食べろとしつこく勧めてきました。具合が悪くなってもイヤなので、丁重にお断りすると先輩の瞳からキラリとひかるものがこぼれ落ちました。これもそれもきっと太陽のせい。
悲しげなワタル先輩。
それから間もなくして、ゲリラ豪雨に見舞われました。きっとこれは誰かの心の汗だったのだと思います。それでは今週末もよろしくお願いしま〜す!