2011年9月15日木曜日

愉快な仲間たち PART3
男祭りと薔薇の花

ファーマーズで飼い主を失ってしまった犬たちのための里親の会、Do One Good PARKを主宰しているイッソは、長年ラグビーで鍛え上げた強靭な肉体と持ち前の正義感で震災直後にも、いち早く被災地に足を運び人道支援と犬道支援をするという行動派で、まさに『これが男の生きる道』を地でいく、どこから見ても男の中の男、のような男だったはずなのです。

それは、イッソがウチの店で三輪さんの愛犬プーとじゃれ合っていた時に起こりました。生来の犬好きのイッソはプーと遊んでいるうちにすっかり気を許してしまったのかもしれません。次第に普段からはとても想像もつかない妖艶な姿を見せ始めたのです。M橋さんは驚喜し、私も想定外の事態にすっかり興奮してしまいましたが店内が一瞬、バラ色に染まった事だけはよく覚えています。しかしながら、落ち着いて考えてみれば、どんな人にもひとつやふたつやみっつやよっつは隠された変なクセがあるもので、『この人はこういう人だ!』と決めつけてしまう事の方がよほど不自然な話しなのです。これもまた、真のイッソの姿。というか、むしろ、この真の姿の方にこそ親近感をおぼえるのは私だけではないでしょう。